金峰山“宮本武蔵パワー”で7連勝 カザフスタン出身「焦らないで前に出られた」
「大相撲初場所・7日目」(18日、両国国技館)
金峰山が時疾風を押し倒し、自己最多を更新する初日から7連勝とした。2場所ぶりの幕内の土俵で全勝を守り「焦らないで前に出られた。手も足も出せた。首の調子もいい」と振り返った。
カザフスタン出身。母国では柔道に打ち込み、相撲を始めたのは来日した18歳から。しこ名は、師匠の木瀬親方(元幕内肥後ノ海)の地元・熊本の名山から取られた。山麓には、二刀流で知られる宮本武蔵が、晩年に兵法の極意を説いた「五輪書」を記したと伝わる洞窟がある。読んだことはないが、侍には好感を抱く。
2023年の九州場所前には、金峰山へ初めて足を運んだ。今は武蔵とのつながりを知って「うれしい。頑張りたい」という。勝ち続け、大切なしこ名をさらに輝かせる。




