引退の照ノ富士から「人生懸けてやっているか」と助言 炎鵬が復活へ幕下から白星「教えていただいたことは自分の芯に」

竜勢(左)を送り出しで破った炎鵬(撮影・持木克友)
竜勢(右)を送り出しで破る炎鵬(撮影・中島達哉)
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 「大相撲初場所・7日目」(18日、両国国技館)

 元幕内で東三段目4枚目の炎鵬(伊勢ケ浜)が幕下の竜勢(伊勢ノ海)と対戦。送り出しで3勝1敗とした。

 立ち合いから距離が開き、相手の突き押しをいなして潜り、足を取って泳がせた。復帰後初めて幕下力士と対戦し「うれしかった。まだまだですけど、何より勝てたこと。ケガなく取れたことが一番」とうなずいた。足取りは「頭にありました。イメージ通りです」と納得の口ぶりだった。

 同部屋の横綱照ノ富士が前日に引退。大関から序二段に落ち、横綱に登り詰めた復活劇は自身の立場とも重なる。「今まで教えていただいたことは、自分の芯になっています」と感謝。照ノ富士からは「人生懸けてやっているか」との助言を、度々受けていたという。

 脊髄損傷の大ケガから復帰して4場所目。直近3場所は全て6勝1敗の成績で、番付を戻してきた。この日も国技館の観客からは大きな声援を集め「あれでスイッチが入ります」と、しみじみと話した。

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