照ノ富士 3場所ぶり出場決定 両膝、体調に不安も「駄目だったら駄目」

 「大相撲初場所」(12日初日、両国国技館)

 取組編成会議が10日、両国国技館で開かれ初日と2日目の取組、2場所連続全休中の横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)の出場が決まった。初日に小結若隆景戦、2日目に隆の勝戦が組まれた。慢性化した両膝痛や糖尿病など、体調面に不安を抱える中での再起の土俵となる。一人横綱は3年以上となり、33歳で迎える最初の場所。今場所も不振が続けば、進退を問う声が浮上する可能性もあり、闘いぶりに注目が集まる。

 本場所の土俵に上がるのは、10度目の優勝を果たした昨年7月の名古屋場所以来となる。6日の横綱審議委員会による稽古総見では、大関大の里を指名して3勝4敗。徐々に調整のペースを上げ、取組編成会議前日の9日の朝稽古後には「駄目だったら駄目で、結果はどうなろうと認めるしかない。あとはやるだけ」と強い覚悟を示した。

 昨年の15日間皆勤は、優勝した初場所と名古屋場所の2度にとどまった。日本相撲協会の高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は「稽古総見の最初の相撲で、気合が入っているなと感じた。横綱が出ることで土俵が引き締まり、雰囲気も変わってくる。すごく注目される初場所だ」と語った。

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