杉原愛子「やってもうたなあ」 段違い平行棒痛恨落下で5位 逆転五輪切符へ18日が最終決戦「人事を尽くしたい」

 「体操・NHK杯」(16日、高崎アリーナ)

 今夏のパリ五輪最終選考会を兼ねて開幕。4月の全日本選手権の得点を持ち点に、女子1日目が行われた。5位スタートで日本女子史上3人目の3大会連続五輪出場を目指す杉原愛子(24)=TRyAS=は段違い平行棒で痛恨の落下があり、3日間合計158・461点で5位だった。

 1種目目の跳馬をまとめた後の、2種目目の段違い平行棒。杉原は離れ技で落下する痛恨のミスとなった。「めっちゃ悔しいです。やってもうたなあと」。代表圏内は4位以内。今大会前に4位と0・034点だった点差は、この日を終えて1・536点に広げられてしまった。

 18日に五輪切符が決まる。「決勝ではただ好きな体操を楽しみながらお伝えできたら。人事を尽くしたい」。最終決戦で、逆転での夢舞台を目指す。

 NHK杯1日目は、1位スタートし、3連覇を狙う宮田笙子(19)=順大=が3日間合計162・863点で首位をキープ。岸里奈(戸田市スポーツセンター)が161・361点で2位、岡村真(相好体操ク)が160・229点で3位、中村遥香(なんばク)が159・997点で4位だった。

 ◆体操女子のパリ五輪代表選考 代表は5人で、4月の全日本選手権の得点を持ち点に争うNHK杯(高崎アリーナ)で上位4人を選び、残りはチーム貢献度で1人が代表入りする。

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