照ノ富士と貴景勝が休場 照ノ富士は横綱在位17場所で10度目 貴景勝は3場所連続13度目

 「大相撲夏場所・2日目」(13日、両国国技館)

 横綱照ノ富士(32)=伊勢ケ浜=が2日目の13日から休場した。日本相撲協会に「左肋軟骨(ろくなんこつ)損傷、右変形性膝関節症にて、3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出した。休場は2場所連続通算21度目で、横綱在位17場所で10度目。

 2日の横綱審議委員会の稽古総見で左脇腹を負傷。初日は新小結大の里に敗れていた。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「膝(の古傷)と、脇の肉離れのような感じ。痛すぎて力が出ない状態で、せきをしただけで痛い」と説明。「やるからには万全の状態でやらないと」と、名古屋場所(7月14日初日、ドルフィンズアリーナ)での復帰を目指す方針を示した。

 大関貴景勝(27)=常盤山=も休場した。相撲協会に「頸椎椎間板ヘルニアで3週間程度の安静加療を要する見込み」との診断書を提出。初日は平戸海に敗れていた。師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)によると、慢性的な痛みを抱える首の状態が悪化。再出場については「しません」と否定した。休場は3場所連続13度目で、このまま全休すれば、名古屋場所は9度目のかど番となる。

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