右ふくらはぎ肉離れの多田修平 2大会連続五輪へ暗雲も「必ず今より調子良い状態で復帰するので待ってて!」

 スタート直後、離脱する多田修平(左)=撮影・中田匡峻
 スタート直後、離脱する多田修平(右)=撮影・中田匡峻
 車椅子で運ばれる多田修平=撮影・中田匡峻
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 「陸上・織田記念国際」(29日、ホットスタッフフィールド広島)

 男子100メートル予選を途中棄権し、その後右ふくらはぎの肉離れと診断された東京五輪代表の多田修平(住友電工)が自身のXを更新し、「応援ありがとうございました。調子良かっただけに悔しいですが、今は治療に専念します」、「必ず治療して今より調子良い状態で復帰するので待ってて!」と思いをつづった。

 多田は雨天の中行われた予選で、スタート直後に走るのをやめた。右足を押さえてレースを棄権し、その後、痛みに顔をゆがめながら車いすで搬送された。

 東京五輪では男子100メートルに出場し、予選敗退。メダルが期待された400メートルリレーでは1走を務めたが、まさかのバトンミスで途中棄権となった。バッシングに悩んだこともあり、昨季は一時休養も挟んでいた。

 今季は3月の世界室内選手権の60メートルで6秒52の日本新を樹立するなど、五輪イヤーへ好スタートを切っていた。本格的なシーズンに向けて痛恨のアクシデント。2大会連続の五輪出場へはパリ五輪選考会となっている6月末の日本選手権が最重要となるが、2カ月間での立て直しが求められるため、五輪出場に不安が漂う状況となった。

 同種目では日本記録保持者で4大会連続五輪出場を目指す山縣亮太(セイコー)が10秒58(向かい風0・4メートル)で予選3組3位。B決勝に進んだが、右足の違和感のため大事を取って棄権した。東京五輪の“リレー侍”2人が苦難に直面した。

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