100M・山縣亮太は右足違和感でB決勝棄権 4大会連続の五輪出場は「状態はよくないけど、1%でも可能性があれば全力で頑張りたい」

 男子100メートル予選に臨んだ山縣亮太
 予選で力走する山縣亮太(右)=撮影・中田匡峻
 予選後、B決勝を棄権した山縣亮太(撮影・中田匡峻)
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 「陸上・織田記念国際」(29日、ホットスタッフフィールド広島)

 男子100メートル予選が行われ、日本記録保持者で4大会連続五輪出場を目指す山縣亮太(セイコー)が10秒58(向かい風0・4メートル)で3組3位となった。B決勝に回ったが、右足の違和感のため棄権する。

 雨天の中の今季国内初戦はタイムを伸ばせなかった。「納得のいくレースにはならなくて悔しい」と振り返った。東京五輪後の21年10月に右膝を手術し、昨年大会で1年7カ月ぶりの実戦復帰を果たしていた。右足の違和感が3月上旬からあったというが「レースに出ることで調子がよくなるきっかけがあるかなと。(地元の)広島で走れるのは気持ち的にも(いい)」と今大会の出場を決意していた。

 足の状態は少しずつ良くなっているという。今夏のパリ五輪出場へ「僕にとっても大事な1年。今の状態は正直よくないけど、1パーセントでも可能性があればそこに向かって全力で頑張りたい」と切り替えを誓った。

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