大の里 快挙逃すも敢闘&技能ダブル受賞 新三役昇進も濃厚「ここから上を目指して」

 「大相撲春場所・千秋楽」(24日、エディオンアリーナ大阪)

 大逆転Vなら、マゲすら結えない大の里も大快挙だった。ただ、先に尊富士が優勝を決め、自身の取組でも豊昇龍の下手投げに屈して、初の賜杯には一歩届かず。肩を落としながら「(ざんばら髪での優勝を)したかった。悔しいです」と正直な胸の内を明かした。

 それでも初場所に続く敢闘賞、さらに自身初の技能賞と三賞をダブル受賞。技を評価される技能賞の選出理由が、馬力のある圧力の強さだったことに「技能賞はないと思った。まさかですけど、うれしい」と笑顔をのぞかせた。

 父の言葉で終盤は奮い立った。優勝を争う中で、10日目に一学年上の尊富士戦で敗戦。息子が落ち込んだと察したのか父の知幸さんから、珍しく場所中に「最低を最高に変えろ」とLINEで激励の言葉が送られ、「響きました」と胸を打たれた。

 新入幕の初場所から2場所連続の11勝で、新三役昇進も濃厚。初土俵から所要6場所での新三役は、幕下・三段目付け出しを含んでも逸ノ城に次いで史上2番目のスピード記録。重みのある番付を見据え「良いアピールはできたかな」と胸を張り、「ここから上を目指して、師匠(元横綱稀勢の里の二所ノ関親方)の言うことを聞いて頑張りたい」と前を向いた。

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