小林陵侑 今季2勝目通算32勝目 初めての台もあっさり攻略「2位と1位はやっぱり違う」

 「ノルディックスキー・ジャンプW杯男子・個人第27戦」(12日、トロンヘイム)

 小林陵侑(チームROY)が合計280・9点で今季2勝目、通算32勝目を挙げた。1回目に106メートルで首位に立ち、2回目は99メートルで逃げ切った。二階堂蓮(日本ビール)は16位、小林潤志郎(雪印メグミルク)は30位に入った。佐藤慧一(雪印メグミルク)は41位。51歳の葛西紀明(土屋ホーム)は49位だった。

 抜群の適応力を誇る小林陵が真骨頂を発揮し、来年の世界選手権に向けて新装されたトロンヘイムの台で最初のW杯を制した。初めて飛ぶ台だったが「こういう状況は強いという自負はある。いいフィーリング、いいイメージで飛べた」とあっさり攻略した。最後に飛んだ2回目はトップの目安となる緑のライン付近に着地。電光掲示板に0・9点差の勝利が表示されると、右手を握って喜んだ。今季は2位が10度もあっただけに、「2位と1位はやっぱり違う。うれしい」と喜んだ。

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