日本相撲協会は８日、大相撲春場所（１０日初日、エディオンアリーナ大阪）の取組編成会議を開き、２日目までの取組を決めた。新大関の琴ノ若（佐渡ケ嶽）は初日に熱海富士（伊勢ケ浜）、２日目に朝乃山（高砂）との対戦が決まった。

　琴ノ若はこの日、大阪府松原市の部屋宿舎で相撲はとらずに軽めの調整。若い衆にぶつかり稽古で胸を出す程度にとどめた。稽古後には部屋を訪れた幼児と笑顔で触れ合い、リラックスムードを漂わせた。大関としての初めての本場所が２日後に迫る中「同じ気持ちで臨む。違いを自分でわざわざ感じるような必要はない。番付が変わろうが、同じように自分らしくやるだけ」と自然体を貫く構えだ。

　対戦相手についても「誰が来ても一緒ですよ。どこかで当たるから。しっかり集中してやるだけ」と意に介さず。熱海富士には初顔合わせの昨年九州場所、初場所と２連勝。朝乃山には昨年秋場所で敗れている。好発進を決めるべく「普段通りにしっかり気持ちを入れてやっていくだけ」と冷静に準備を整えていく。