卓球・水谷隼氏「卓球はすごくハード」引退後の解説業で実感 選手村跡地で五輪の思い出吐露「ボルトと写真撮らなかったこと後悔」

 東京五輪選手村跡地の新商業施設「ららテラス」のオープニングセレモニーに出席した水谷隼氏(左)と須崎優衣
 東京五輪選手村跡地の新商業施設「ららテラス」のオープニングセレモニーに出席した須崎優衣(左)と水谷隼氏
 東京五輪選手村跡地の新商業施設「ららテラス」のオープニングセレモニーに出席した水谷隼氏
3枚

 卓球男子の東京五輪混合ダブルス金メダルで解説者の水谷隼氏(34)が1日、21年夏の東京大会選手村跡地を再整備した東京都中央区の新商業施設「ららテラス」のオープニングセレモニーに出席した。「東京五輪から2年半たったが、やっぱり金メダルが自分の人生を変えた」とうなずき、「28年間毎日卓球漬けの生活で、最後に東京五輪で金メダルを取って引退できたのは幸せな卓球人生だったと感じる」と改めて振り返った。

 東京五輪後のシーズンで現役を引退。現在はタレントや解説者として卓球に携わり、先月も女子日本代表が銀メダルに輝いた世界選手権団体戦を現地・釜山で視察した。

 「現役時代は当たり前のように毎日卓球をやっていて考えたことはなかったが、客観的に見るようになって、卓球ってすごくハードだなって思いましたね」と実感したことを吐露。現在もラケットを握ることがあるというものの、「日々努力をしていないと、反射神経や動体視力もどんどん衰えているなと感じる。卓球界も常に進化していて、ラリーも昔より高速化している。若い選手がどんどん新しい技術、戦術を取り入れるようになって、自分がもし今現役だったら、どういうプレースタイルで今の若手を倒すんだろうなと常に想像しながら試合を見ています」と明かした。

 2008年北京から4大会出場した五輪の思い出も振り返った卓球界のカリスマは「選手村は食事も洗濯も24時間できるが、監督と同じ部屋というのが気まずかった」と笑いを誘った。また、開会式でのエピソードも披露し、「選手村から(選手団として)全員一緒に会場に行くが、アルファベット順なので(日本の)前がジャマイカで、(陸上王者の)ウサイン・ボルトがいて、(日本選手の)みんなが写真を撮ったんですよ。で、僕は撮らなかったことがすごく後悔してますね」と告白。同席した女子レスリング金メダリストの須崎優衣(キッツ)が「私はジャマイカの選手と写真を撮ってもらいました」と笑うと、水谷氏は「してますね~」と悔しそうに首をひねった。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス