「卓球・世界選手権団体戦」（２１日、釜山）

　日本は２１日、男女ともに決勝トーナメント初戦の２回戦を突破してベスト８入りを決め、パリ五輪の団体出場権を獲得してシングルス２枠を得た。女子はパリ五輪代表に内定していた早田ひな（日本生命）、平野美宇、１５歳の張本美和（ともに木下グループ）で臨み、クロアチアを３－０で破って３選手の出場が正式に決まった。男子はオーストリアを３－０で退け、パリ五輪代表に内定していた張本智和（智和企画）と戸上隼輔（明大）、篠塚大登（愛知工大）の出場が正式決定。準々決勝で女子はルーマニア、男子は中国と対戦する。

　平野はストレートで圧倒し「五輪が懸かっている試合だったが、ここが（目標の）最終地点ではないので、一つの通過点として３－０で勝てたのは良かった」とうなずいた。大会前に短くした前髪も話題となっていたが、徐々に伸びてきており「これ（五輪正式決定）に合わせてきたといっても過言ではない。美容師さんに、大会途中でいい感じになるように切ってもらったので、今ベストコンディションです」と笑いを誘った。