東京五輪銀の池田向希が大会新で2連覇、パリ内定 競歩20キロ「記録意識したがゴールを第一に」 みちょぱのはとこ

 大会を連覇した池田向希(撮影・石井剣太郎)
 レースする池田向希(左)と山西利和
 男子20キロで優勝し、パリ五輪の日本代表に決まった池田向希
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 「陸上・日本選手権20キロ競歩」(18日、六甲アイランド甲南大周回コース)

 パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、男子は2021年東京五輪銀メダルの池田向希(25)=旭化成=が大会新記録の1時間16分51秒で2連覇を達成した。日本陸連の派遣設定記録(男子=1時間19分30秒)も突破し、パリ五輪代表に内定した。

 2位は1時間17分42秒で浜西諒=サンベルクス=、3位は1時間17分47秒の古賀友太=大塚製薬=が入り、ともに派遣記録を突破した。世界選手権2度優勝の山西利和=愛知製鋼=は反則による2分間のペナルティーを受けた影響で記録外となった。

 序盤からハイペースの展開を先頭集団の山西が引っ張る形となったが、池田は6キロ過ぎに1位に躍り出ると、スピードを上げ山西ら後続を引き離した。中盤は世界記録も狙える速さで進め、2位と51秒差の独走でゴールテープを切った。「パリに内定できたということでホッとしているのと、やっとスタートラインに立てた」と何度もガッツポーズした。

 スピードレースとなったが「最初から世界記録という意識はなく、単純にどう勝ち切るかだった」という気持ちスタートしたという。途中で世界記録ペースのアナウンスもあったため「10キロくらいから、世界記録が出るな、みたいな意識はしちゃいましたが、それよりもゴールすることを第一に考えた」と振り返った。

 パリに向けて「今までは高橋英輝選手(富士通)と山西選手の先輩2人が一から教えてくれて心の支えだった。そういった選手たちの思いも持って臨まなくてはいけないと自覚が芽生えた」と意気込みを示した。

 池田はタレントでモデルの池田美優のはとこにあたる。

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