快勝発進の卓球日本女子 早田ひなは中国の初戦まさかの大苦戦に驚き「同じ人間なんだなって」 気持ち引き締め、エースの役割全う 平野も「中国選手でも…」
「卓球・世界選手権団体戦」(16日、釜山)
女子1次リーグが始まり、世界ランク2位の日本は初戦で同20位のルクセンブルクと対戦し、3-0でストレート勝ちした。
パリ五輪代表入りを決めた3人で挑んだ日本は、1番手で登場したエースの早田ひな(23)=日本生命=が3-0で先勝し、勢いをつけた。
午前中に行われた1次リーグでは王国中国がインド相手にまさかの大苦戦。世界ランク1位の孫穎莎と、同2位の王芸迪が敗れ、崖っぷちに追い込まれたが、それぞれ2戦目は勝って、3-2で辛くも白星発進を決めた。早田は「午前中に中国がインドに3-2で勝って。世界選手権の怖さ、1試合目の難しさを感じた。(中国選手も)同じ人間なんだなって思った」と率直に吐露。気持ちを引き締めて臨んだ初戦でエースの役割を果たし、「どんな順番でも自分の役割を全うできるようにしたい」と、力を込めた。
3試合目に登場し、ストレート勝ちした平野美宇(23)=木下グループ=も「中国選手でも危ない初戦だった。私もそうなるかもわからないと思って、思いきっていった」と、語った。
今大会で8強に進出すれば、パリ五輪団体出場枠を獲得できる。日本女子は17日の1次リーグ第2戦で世界ランク55位のイランと対戦する。