フィギュアスケート女子で世界選手権２連覇中の坂本花織（２３）＝兵庫・シスメックス＝が２日、神戸市役所で開かれた「神戸市スポーツ表彰」の表彰式に出席した。１月３１日に国民スポーツ大会冬季大会（北海道）成年女子個人で２年連続優勝。中１日明けて故郷で表彰を受け、３月の世界選手権（モントリオール）３連覇へ気持ちを新たにした。

　表彰者代表あいさつでは「兵庫代表は４カテゴリーのうち３カテゴリーで優勝できた」と報告。「来年は、念願だった神戸市の通年リンクができる。感謝するとともにこれからも課題に向き合い精進していきます」と環境が整うことに感謝した。

　今後は２２～２５日にオランダで開催されるチャレンジカップを経て世界選手権に備える。１カ月１度の試合日程で「私は試合に出て調整していくスタイル。試合で課題を見つけて修正していける」と万全の状態で３連覇を目指す。

　また、２０２２年北京五輪フィギュア団体で３位だった日本が、カミラ・ワリエワ＝ロシア＝のドーピング違反による失格を受けて銀メダルに繰り上がると発表されたことについては「この２年間、どうなるんだろうと待っていた。繰り上がるのはうれしい」と語った。