小松原組、RD自己ベスト6位で世界選手権代表へ大幅リード 全日本で代表決定せず「かなり落ち込んだ」も奮起「糧にすることが仕事」

 アイスダンスRDで6位の小松原美里(左)、小松原尊組
 アイスダンスRDで6位の小松原美里(下)、小松原尊組
 アイスダンスRDで6位の小松原美里(右)、小松原尊組
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 「フィギュアスケート・四大陸選手権」(2日、上海)

 アイスダンスのリズムダンス(RD)が行われ、小松原美里、尊組(倉敷FSC)が自己ベストの71・29点で日本勢最上位の6位発進となり、世界選手権代表選考へ大幅リードとなった。吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)が自己ベストにわずか0・02点に迫る62・86点で10位、田中梓沙、西山真瑚組(オリエンタルバイオ)が自己ベストの62・09点で11位だった。

 小松原組は熟練のステップで観客を魅了。自己ベストが出ると、2人で目を丸くして驚いた。「練習してきたことをしっかり出すことができました。手応えはあったので点数が出た時すごい顔をしましたけど、シンプルにうれしかった」と美里。尊も「緊張したけど頑張れた」とうなずいた。

 今大会は異例の代表選考を兼ねている。3月の世界選手権(カナダ・モントリオール)代表は昨年12月の全日本選手権が最終選考会となっていたが、全日本選手権のリズムダンス(RD)では田中、西山組、フリーでは吉田、森田組、合計点では小松原組が1位だった。実力がきっ抗していたことから、代表選考は異例の「保留」となっており、1月24日の日本スケート連盟の理事会で、四大陸選手権の成績最上位の組に決定することが決まった。

 全日本選手権で優勝しながら、選考が保留になったことに美里は「率直にかなり落ち込みました(笑)」という。ただ、「アスリートとしての仕事はなにかチャレンジがあったり、難しいこと、けがとか、何でもかんでも自分の糧にしてより高みにいくことが仕事だと思う。落ち込んだんですけど、それが今日したスケートにつながったのかなと思います」と、自己ベストにつながった。

 フリーは4日に行われる。

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