横綱照ノ富士が優勝インタビューで琴ノ若に異例のゲキ「もっと鍛えて」若手の台頭には「肌を合わせるのは楽しい」

 優勝を決め喜びを噛みしめる照ノ富士(撮影・開出牧)
 客席に向かってバンザイする照ノ富士(撮影・佐藤厚)
 八角理事長から賜杯を受け取る照ノ富士(撮影・開出牧)
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 「大相撲初場所・千秋楽」(28日、両国国技館)

 横綱照ノ富士が優勝決定戦で琴ノ若を下し、9度目の優勝を果たした。興奮冷めやらぬ土俵上で行われた優勝インタビューでは、大関昇進が確実な情勢となった琴ノ若へ異例のエールを送った。

 決定戦では琴ノ若の力勝負を真っ向から受け止め、一時は形勢不利となりながらも最後は怪力を発揮して力強く寄り切った横綱。序盤は不安定な相撲も見受けられたが、取組を重ねるごとに、力強さを増していった。

 激しい優勝争いを演じた琴ノ若についてアナウンサーから話題を向けられると「本当に力はつけてきたなと相撲をとっていても感じるし。もっと鍛えて次の番付を目指して欲しい」とエール。若い力が台頭してきたことについては「若い人たちがみんな番付上がって来ているので、そういう人たちと肌を合わせてやるのが楽しいですね」と納得の表情だ。

 他にも「ケガは痛いだけ」「優勝する度久しぶりなんで」とジョークも飛ばした横綱。来場所に向け「頑張ります。みなさん15日間ありがとうございました。明日から来場所に向けて頑張りますので応援のほどよろしくお願いします」と頭を下げると、満員の観衆に向けて両手をあげて応えた。

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