貫禄Vの早田ひな「ぱらぱらチャーハン」「フェデラー」優勝会見で“独自コメント”連発「誰も理解できない、申し訳ないです」

 笑顔で皇后杯を掲げる早田ひな(撮影・吉澤敬太)
 張本美和(奥)を下し優勝した早田ひな(撮影・吉澤敬太)
 張本美和(手前)と戦う早田ひな(撮影・吉澤敬太)
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 「卓球・全日本選手権」(28日、東京体育館)

 女子シングルス決勝が行われ、パリ五輪代表を決めている早田ひな(23)=日本生命=が、史上最年少優勝を狙った張本美和(15)=木下アカデミー=を4-0で圧倒し、2年連続3度目の優勝を果たした。日本女子の現エースとして貫禄を示す圧巻のストレート勝利。今夏の金メダル獲得に向けて弾みをつけ「パリ五輪選考レースは終わったけど、ここから半年が本番。もっと自分に厳しく1日1日過ごしていきたい」と決意を込めた。

 恐ろしいほどの圧倒的な強さを見せつけた早田だったが、優勝会見では“珍言”も飛び出し、笑いを誘った。自身のプレーを独自の方法で言語化している“ひな語”が今回の決勝でも出たのか、という質問に「出てきました。結構恥ずかしいんですけど、ぱらぱらチャーハンです」と明かした。

 その意味について「私は手足が長くて、両サイド(のボール)が取れるので、相手は体の真ん中(ミドル攻撃)をめがけてくるが、自分の足を止めて動かすという処理のときに使う」と説明したが、報道陣の頭には一様にクエスチョンマークが浮かんだ。それを察し、すぐに「誰にも理解できないですよね(笑)。申し訳ないです」と笑ったものの、名前の理由については「それは秘密です」と照れながら煙幕を張った。

 また、パリ五輪での金メダル獲得に向けた課題ついては「中国選手は守備から攻撃につなげてくる勝負のうまさがある。そこと戦うには自分も守備から攻撃に持っていく連携が大事」と話した後、「あとはパリ五輪の時に、よりフェデラーを目指して頑張れているかどうかってところです」と唐突に締めくくった。かねて、プロテニスプレーヤーのロジャー・フェデラーを参考にしていることを公言しているが、独自の言語感覚がうなりを上げる優勝会見となった。

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