青学大“駅伝男”太田が駒大を止めた 日本人初1時間切りでトップ浮上 残り3キロでサングラス外しスパート
「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~箱根町芦ノ湖駐車場)
青学大の3区・太田蒼生(あおい)=3年=が駒大の佐藤に競り勝った。22秒差で発進し14キロ付近で並びかけ、残り3キロでサングラスを外したのを合図にスパート。前回の箱根から大学三大駅伝23区間連続1位で走っていた駒大を止め、1979年以降の3区では日本選手初の1時間切りで駆けた。
原監督から“駅伝男”と信頼を置かれる存在。特に思いを懸けるのが箱根で「1年間で正直、ここだけしかピーキングをやっていない」と牙を研ぎ続けてきた。
1万メートルで20歳未満の日本記録を持つ怪物・佐藤を仕留めた駅伝男は、集団活動が実は苦手。「我が強いというか、自分のやりたいことははっきり言う」。集団ルールを守りながらも、個性を磨き続けた走りで周囲をあっと言わせた。
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