神村学園・カロラインの猛スパートで逆転V 5年ぶり2度目 ラスト150メートルのトラック勝負でかわす 全国高校駅伝

 1位でゴールした神村学園のアンカー、カリバ・カロライン(左)。右は仙台育英・橘山莉乃(撮影・中田匡峻)
 1位でゴールした神村学園のアンカー、カリバ・カロライン(撮影・中田匡峻)
 2位でゴールし、涙を流す仙台育英・橘山莉乃(撮影・中田匡峻)
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 「全国高校駅伝」(24日、たけびしスタジアム京都発着、女子=5区間)

 神村学園(鹿児島)がアンカーのカリバ・カロライン(3年)の猛烈な追い上げで逆転し、5年ぶり2度目の優勝を果たした。

 神村学園は徐々に順位を上げ、1分20秒差の3位でカロラインへタスキを渡した。最終区5キロで猛烈な追い上げを見せ、最後はトラック勝負で仙台育英をかわし、ゴールテープを切った。

 カロラインは「きょうの目標は1分以内だったら優勝だと思っていた。1分20秒だったけど、最初の走りで先頭が見えた。今年の天気が良かった」とコメント。主将としてチームを引っ張り「とってもうれしいです」とはにかんだ。

 有川監督は「ここまで想定していなかったので届くかどうか心配でしたけど、カロラインの勢いある走りを見た時にいけると。想定は1分だった。やや厳しいかなと思ってたけど、落ち着いて走っていたので」と声に安どの色をにじませ、「トラックで勝てたのは夢のような瞬間」と語った。

 レースは1区(6キロ)で大分東明の奥本菜瑠海(3年)が19分19秒をマークし区間賞を獲得した。2区(4・0975キロ)に入り、0・5キロで立命館宇治(京都)の大西桃花(2年)が首位に浮上した。

 ただ1・65キロで仙台育英(宮城)のデイシー・ジェロップ(2年)がトップに浮上し、2位の立命館宇治に37秒差をつけてタスキを渡す快走。30秒差をつけてアンカーにつないだが、惜しくもラスト100メートルのところで首位を譲った。

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