ラグビー日本代表の堀江翔太が今季で現役引退 決断は1年半前「W杯の結果がよかろうが悪かろうが」

 今シーズンで引退することを発表する日本代表・堀江翔太(撮影・佐々木彰尚)
 今シーズンで引退することを発表した堀江翔太(撮影・佐々木彰尚)
 会見に登場した堀江翔太(撮影・佐々木彰尚)
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 ラグビー日本代表で、リーグワン・埼玉のフッカー堀江翔太(37)が6日、埼玉県熊谷市内で会見し、今シーズン限りで現役を引退すると発表した。

 堀江は「唐突ですが、今シーズンを持ってラグビーを引退しようと思います」と意思表明。「よいラグビー人生を送れた。ここまで上に上がって行けるようなラグビー選手ではなかった。一番は家族が横にいてくれてサポートしてくれた」と感謝を述べた。

 引退を決めたのは「1年半前」とし、「W杯の結果がよかろうが悪かろうが、このシーズンを終えて引退しようと思った」と決意していたことを明かした。チームメイトにはこの日の朝に伝えたという。

 日本代表の試合では「2019年のW杯が心に残っている。全てをかけていたので。アイルランドに勝ったりとか」と堀江。また「(23年の)アルゼンチン戦は、引退が決まっていたので、これが最後かと」と振り返った。

 大阪府吹田市出身の堀江は、島本高から帝京大に進学し、2008年に三洋電機(現埼玉)に入団。スクラムの中心としてチームを支え、22年にはリーグワン初代王者に導く活躍で初代MVPに輝いた。トップリーグ時代も含めてリーグ戦MVPに3度(09-10、15-16、22)、ベストフィフティーンには8度選出。13年にはスーパーラグビーのレベルズでもプレーした。

 日本代表では09年のカナダ戦でデビューし、通算76キャップ。W杯には11、15、19、23年と4大会連続、通算16試合に出場。11年は1次リーグのカナダ戦でトライを決め、15、19、23年は全試合に出場した。

 埼玉は開幕節で横浜(10日、熊谷)と対戦する。

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