宇野昌磨「あらためて言うことは特にない」フリー採点への“疑問符発言”「ただ一個人的な感想」
「フィギュアスケート・NHK杯・エキシビション」(26日、東和薬品ラクタブドーム)
上位選手らによって行われ、男子2位の宇野昌磨(25)=トヨタ自動車、優勝した鍵山優真(20)=オリエンタルバイオ・中京大=が観客を盛り上げた。フリーから一夜明け、2人は並んで取材に応じ、宇野はフリー後に今大会の採点に言及したことについて「ただ一個人的な感想」と話すにとどめた。
フリー採点への“疑問符発言”から一夜明け、宇野は「個人でたくさんステファン(ランビエル)コーチともしゃべってるので、あらためて言うことは特にない」と、冷静に心境を明かした。
フリーで4本の4回転ジャンプ全てが、4分の1回転の不足と判定され「僕が今から改善することは多分難しい。競技から退くのも全然あるなって思う試合でした」と複雑な心中を吐露。言葉を選びながら「とりあえず一夜明けたい」と話していた。
発言の真意を問われ「きれいごとみたいなことは僕は言わないので。自分の、ただ一個人的な感想」と強調。進退にまで言及していたが、12月のGPファイナル(7~9日、北京)は「すごい戦いになると思う」と意欲。一緒に取材を受けた鍵山には「一番特別な位置づけで、自分のモチベーション」と感謝を述べた。
表現に力を入れた今大会を終え「このようないい演技は数えられるぐらいしかない」と収穫も得た。「年明けにはすごくいいものになるんじゃないかな」と、究極の演技への追求は続く。




