十両大の里は優勝決定戦で敗れるも来場所の新入幕は確実「さらに飛躍できるように」

 「大相撲九州場所・千秋楽」(26日、福岡国際センター)

 十両東5枚目の大の里(23)=二所ノ関部屋=は優勝決定戦で敗れたものの、12勝3敗の好成績を挙げて、初場所(24年1月14日初日、東京・両国国技館)での新入幕をほぼ確実とした。

 本割で水戸龍(錦戸部屋)を力強く寄り切って快勝。3敗で並んでいた琴勝峰も朝紅龍に勝ったため、優勝決定戦に持ち込まれた。8日目の対戦では敗れているだけに、リベンジをかけてぶつかったが琴勝峰の左からの上手投げに横転。またも優勝には手が届かなかった。とはいえ、新十両だった先場所に続き12勝の白星を挙げ、「15日間が終わったという感じですね」とホッとした表情をのぞかせた。

 来場所の新入幕はほぼ確実な状況だが、「これに関しては自分が決めることではないので」と話した。5月の夏場所に幕下10枚目格付け出しで初土俵を踏み、そこから順調に番付を上げてきた。「去年の九州場所はファンとして大相撲を見ていた。それを考えると、今の自分は想像できない地位にいる」とデビューからの日々を振り返る。大きな可能性を秘める期待のホープは「親方の指導を受けて、来年はさらに飛躍できるように。輝ける1年にしたい」と幕内の土俵での活躍を誓った。

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