19歳の聖富士が7戦全勝で幕下優勝 初場所は幕下上位確実「研究されると思うが、それでも勝てるように」

 北磻磨(右)を押し出しで破り、幕下優勝を決めた聖富士(撮影・佐藤厚)
 北磻磨(奥)を押し出しで破り、幕下優勝を決めた聖富士(撮影・佐藤厚)
 北磻磨(奥)を押し出しで破り、幕下優勝を決めた聖富士(撮影・佐藤厚)
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 「大相撲九州場所・13日目」(24日、福岡国際センター)

 西幕下42枚目の聖富士(さとるふじ)が、東幕下11枚目の北磻磨を押し出しで破って7戦全勝。幕下優勝を決めた。

 まだマゲも結えない19歳のホープが、37歳の大ベテランを圧倒した。会心の内容で勝利をつかんだ聖富士は、三段目だった秋場所で北磻磨に敗れていたこともあり「優勝よりもリベンジしたい気持ちの方が強かった。集中できていた」と振り返った。

 幕内で優勝争いをしている熱海富士と同じ静岡・飛龍高出身で付け人も務めている。今年の初場所が初土俵で5月には序二段優勝。三段目も2場所で突破して、新幕下で迎えた今場所でもいきなり優勝と勢いはとどまることを知らない。

 来年の初場所は関取が狙える幕下上位まで番付が上がることが確実。「まだ周りが自分の相撲を分かっていない。これから研究されると思うが、それでも勝てるように頑張りたい。はね返されないように勝ち越せたら」と目標を掲げる。伸びしろたっぷりの新星が、さらに勢いを加速させて番付を駆け上がる。

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