フィギュア 島田麻央が女子史上3人目の3連覇 フリーで3回転半着氷でSP4位から巻き返す 全日本ジュニア選手権

 女子フリーで演技する島田麻央
 女子フリーで演技する島田麻央
 表彰式で笑顔を見せる(左から)2位の櫛田育良、1位の島田麻央、3位の上薗恋奈
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 「フィギュアスケート・全日本ジュニア選手権」(19日、木下カンセーアイスアリーナ)

 女子フリーが行われ、SP4位で昨季の世界ジュニア女王の島田麻央(15)=木下アカデミー=がフリー137・99点、合計201・33点で逆転優勝し、女子史上3人目の3連覇を果たした。

 冒頭のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を着氷し、大きな歓声を浴びた。続く4回転トーループは転倒したが、その後のジャンプはまとめた。「いつもの試合にまして2本成功するという気持ちだった。アクセルを成功できて良かった」と笑顔だった。

 島田はSPで3回転フリップの着氷が乱れ、63・34点でまさかの4位発進。世界ジュニア選手権とユース五輪の選考会を兼ねる今大会に、「今回は一番緊張した」と苦笑いだった。首位との差は1・96点で、「思いきりいかずに後悔した部分があった」と1日で切り替えた。

 女子で3連覇を果たしたのは、1996年の荒川静香、2003年の安藤美姫で、島田が3人目だった。「荒川さんはオリンピック金メダルで憧れの方。もし3連覇ができたら一歩近づけるんじゃないか」と思い描いた結果になった。

 SP1位の櫛田育良(木下アカデミー)が190・12点で2位、SP6位の上薗恋奈(LYS)が合計186・51点で3位だった。

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