スポーツ庁の室伏長官、絶望的な札幌五輪招致は静観「見守っていく」JOCの情報収集力には注文「より強化して」

 スポーツ庁の室伏広治長官(49)が7日、都内で定例会見を行った。札幌市と日本オリンピック委員会(JOC)が開催を目指していた2030年及び34年の冬季五輪招致が絶望的となったことについて、「大規模イベントを行うこと自体は大変意義のあること。(五輪招致は)IOC(国際オリンピック委員会)や市民、道民の意向も踏まえて取り組んでいくものなので、我々としては見守っていくことになる」と言及するにとどめた。

 札幌市とJOCは当初目指していた30年大会が難しくなったため招致活動を断念。34年以降の大会招致を目指す意向を示していたが、その矢先、IOCが11月末の理事会で30年と34年の開催地を同時に絞り込む可能性が高くなったため、札幌招致は絶望的となった。

 IOCに対するJOC側の情報収集力に疑問符がつく事態となっているが、室伏長官は「そのようなことも踏まえて、より情報収集は強化していただきたい。それは適切にJOCが(改善)されていることなので、われわれは見守っていきたい」と述べた。

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