織田信成にまた痛恨ハプニング 過去には五輪で靴ひも切れ 酒気帯び運転、裁判も

会見で涙を流す織田信成
会見で涙を流す織田信成
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 フィギュアスケート男子の10年バンクーバー五輪代表で、昨季約9年ぶりに現役復帰した織田信成(36)=大阪スケート倶楽部=に12月の全日本選手権の出場権がないことが28日までに分かった。日本アンチ・ドーピング機構(JADA)に提出しなければならない復帰届の提出が今夏まで遅れていたためで、10年ぶりの出場を目指していた同大会への出場はなくなった。

 織田は現在、西日本選手権に出場中。本来であれば、今大会で上位6人に入ると出場権を得ることができるはずだったが、手続き不十分により、全日本への出場権そのものがなかったことが判明した。

 以下は織田のこれまでのハプニングなど。

 ◆07年7月、道交法違反(酒気帯び運転)容疑で摘発され、大阪府吹田市の関大・千里山キャンパスで謝罪会見を行った。涙で言葉に詰まりながら「申し訳ございません」と深々と頭を下げた。08年11月、出場停止処分以来となる国内大会復帰戦となった08年11月の西日本選手権を制した。

 ◆09年11月、中国杯の男子フリーでズボンのファスナーを全開させたまま演技し、優勝した。

 ◆10年2月、バンクーバー五輪の男子フリーで演技中にスケート靴のひもが切れるアクシデントで競技を中断。締め直して再開したが、ショートプログラム(SP)の4位から7位に順位を下げる結果となり、試合後は号泣した。

 ◆19年11月、大阪市内で会見し、同年9月に辞任した関大アイススケート部監督時に、同部の浜田美栄コーチからモラハラ行為を受けたとして損害賠償1100万円を求めて大阪地裁に提訴したことを涙ながらに発表した。その後浜田コーチも反訴。23年3月、織田氏の訴えを退けて織田氏に220万円の賠償を命じた大阪地裁判決が確定した。

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