ラグビー部でいじめ発覚の日大 開幕2連敗 19-52で完敗 窪田監督「精神的な部分で影響あったと思う」

 「関東大学ラグビー、法大52-19日大」(23日、熊谷ラグビー場)

 日大は法大に敗れ、リーグ戦開幕2連敗となった。

 前半6分に先制トライを許すと、同23分にはカウンターから完全に守備を崩されて2トライ目を奪われた。

 0-18で折り返すと、後半も苦しい戦いが続いた。反則によりチャンスを逃す場面も多く、同10分には3トライ目を決められた。0-28の同20分にはナンバー8佐川奨茉(4年)がトライ返すと、同25分には自陣からボールをつなぎ、最後はSO柏原慶太(2年)がインゴールに飛び込んだ。12-28と一時は反撃したが及ばず、最終的に19-52と突き放された。

 開幕戦の立正大戦では34-35で敗れていた。

 日大ラグビー部は、部内でのいじめが発覚し、22日に平山聡司部長名の声明をホームページに掲載。「断じて許されざる暴行行為」として謝罪しており、被害を受けた部員は警視庁に被害届を提出し、受理されている。今回の声明では4月から新たに総監督を配置するなど体制強化を図ったと説明している。

 2020年には部員の大麻所持により活動停止も経験しており、不祥事が続いてしまっている。

 試合後に窪田幸一郎監督は「お騒がせしてしまっていることをおわびをさせていただきたいと思います。日本大学ラグビー部としては昨年のことを受けて新たな体制、新たな指導方針で再スタートを切っている。その中で皆様をお騒がせしてしまっていることをおわびしたいと思います」と自ら切り出して謝罪した。騒動により「精神的な部分では影響があったと思う」とした上で、「今シーズンやってきたことを出せるように準備してきた。特段何かを変えたわけではない」と試合までの準備を振り返った。

 試合は前半無得点と苦しんだ。指揮官は「試合は法政さんのディフェンスとアタックの集中力が我々を上回った。我々はゴール前のチャンスを取り切れずに逆にトライを取られた悪い循環に陥ったことが敗因」と悔やんだ。

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