柔道ジュニア大会、2階級で同姓同名「福田大和」が優勝の珍事 混同も…66キロ級王者「“弱い方”と言われないように」

 男子60キロ級で2連覇した比叡山高3年の福田大和(中央)
 男子66キロ級で全日本ジュニア王者に輝いた東海大2年の福田大和
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 「柔道・全日本ジュニア体重別選手権」(10日、埼玉県立武道館)

 男子7階級が行われ、60キロ級と66キロ級で同姓同名の「福田大和(ふくだ・やまと)」がそれぞれ優勝するという珍しい結果となった。

 最軽量級は兵庫出身の高校3年、福田大和(17)=比叡山高=が、持ち味のスピーディーで攻撃的な柔道を貫いて2連覇を達成。「第1シードのプレッシャーもあったが、(優勝は)これから世界やシニア(での戦い)にもつながる。結果が出て一安心」。今年1月には国際大会のグランプリ・ポルトガル大会で、世界王者ガリゴス(スペイン)らを倒して優勝しているホープは「(夢は)28年ロサンゼルス五輪で金メダルを取ることなので、そこに向かって一生懸命励んでいく」と力を込めた。

 続く66キロ級は、島根出身の福田大和(19)=東海大=が2年ぶり2度目の制覇。「この大会で負ければ終わりくらいの気持ちだったので、優勝できて良かった」と胸をなで下ろした。同姓同名選手が同一大会にエントリーすることはあっても、全日本レベルで同時に優勝することは珍しく、大会パンフレットにも一生残る。インターハイも連覇している2学年下のスター候補と混同されることも多いという19歳は「(周囲から)ずっと間違われている。“弱い方の福田大和”と言われないように、“66キロ級の福田大和”もいるんだぞというところを見せられたかな」と笑った。

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