快挙のバスケ日本 3P成功率39% 17%ドイツ戦から大幅アップ ホーバス監督「私たちは危ないよ!勝つチャンス絶対あります」

 「バスケットボール男子・W杯・1次リーグ、日本代表98-88フィンランド代表」(27日、沖縄アリーナ)

 世界ランク36位の日本は1次リーグ第2戦で同24位のフィンランドと対戦し、一時18点差をつけられながらも、終盤の3ポイント攻勢で大逆転勝ち。五輪、世界選手権で初めて欧州勢(過去11戦全敗)から初勝利をおさめ、17年ぶりのW杯勝利を飾った。 21年東京五輪で女子を銀メダルに導いたトム・ホーバス監督が就任して約2年。生命線を3点シュートに置き、5人全員が外に構えるファイブアウトを採用した。積極的な守備からテンポを速く攻守を切り替え、3点シュートを狙っていく。それを決めるか決められないか。渡辺も「悪い言い方をしてみればギャンブルみたいなバスケット」と比喩したこともあるが、日本が世界の強豪国に勝つためには必要な戦術だった。

 その中でこの日のフィンランド戦では、22歳の新司令塔・河村勇輝(横浜BC)、“和製カリー”と称される富永啓生(ネブラスカ大)、ベテランの比江島慎(宇都宮)が大活躍。チーム全体で3点シュート成功率は39%を記録した。またフィンランドが長距離砲を警戒することによって、相乗効果でドライブも効力を発揮。19日に行われた強化試合では20%台、25日のドイツ戦で17%と低迷していただけに、指揮官は「シュートがやっと入った。(39%)あのくらい打ったら私たちは危ないよ!勝つチャンス絶対あります。間違いない」。ギャンブルを実力に昇華させて歴史的勝利をつかんだ。

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