バスケ男子 日本はスロベニアに完敗 NBAドンチッチにやられた 富樫「反省点の多い試合。いい経験」
「バスケットボール男子・国際強化試合、日本代表68-103スロベニア代表」(19日、有明アリーナ)
世界ランキング36位の日本は、同7位のスロベニアに103-68で敗れた。これでワールドカップ(25日開幕、沖縄ほか)前の強化試合は全て消化。ニュージーランドと対戦した2日の太田大会から、直近5戦で2勝3敗となった。
トム・ホーバス監督は「相手が強い。こういうゲームになった。残念」と頭をかいた。主将の富樫勇樹(千葉J)は「反省点の多い試合だった。このレベルで試合することはない。いい経験になった」と語った。
完敗だった。日本は富永啓生(ネブラスカ大)の3点シュート、馬場雄大のダンクで食らいつくも、NBAスターで、スロベニア代表のルカ・ドンチッチ(マーベリックス)に翻弄(ほんろう)。シュート力、パスの精度、視野の広さ、あらゆる局面で実力を見せつけられた。
ドンチッチは27分54秒出場し、23得点、7アシスト、7リバウンド、1スティールと驚異的なスコアを記録。ゴール下まで自ら切り込むなどドライブを見せたかと思えば、3Pラインからゴール下まで針の穴を通すようなパスで味方をアシスト。NBAスーパースターのプレー1つ1つに、集まった13216人の観客がどよめいた。
アジア最上位で24年パリ五輪の切符を獲得できるW敗は25日開幕。25日にドイツ(同11位)、27日にフィンランド(同24位)、29日にオーストラリア(同3位)と対戦する。初戦に向けて指揮官は「うちのバスケットはまだまだやってない。この1週間練習してもっとうまくなる。もう一回やり直してアジア1位になる」と力を込めた。



