バスケ男子 日本がV候補フランスに健闘 前半5点差に迫る ホーバス監督評価「細かいところちゃんとやれば勝てる」

 3Q、レイアップシュートを決める河村(撮影・棚橋慶太)
 4Q、シュートをブロックされる馬場(撮影・棚橋慶太)
 2Q、ダンクシュートを決める馬場雄大(撮影・棚橋慶太)
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 「バスケットボール男子・国際強化試合、日本代表70-88フランス代表」(17日、有明アリーナ)

 世界ランキング36位の日本は、同5位のフランスと対戦し、70-88で敗れた。それでも渡辺雄太(サンズ)が右足首負傷で不在の中、NBA選手2人を擁する相手に前半終了時点で、5点差に迫る健闘。アジア最上位で24年パリ五輪切符が獲得できるワールドカップ(W杯、沖縄ほか)に弾みを付けた。

 トム・ホーバス監督は「ハーフタイムまで勝つかと思ったけど、細かいところをうまくならないと勝てない。ちゃんとやれば、もう勝つんじゃないですか」と誇らしげ。「みんな頑張った。間違いない。明後日(19日のスロベニア戦)は細かいことをやります」と評価した。

 スタートは河村勇輝(横浜BC)、馬場雄大、ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)、富永啓生(ネブラスカ大)、吉井裕鷹(A東京)。0-7で先行される3分過ぎ。富永の3点シュートを皮切りに馬場、河村が連続得点。相手の速攻を全力ダッシュで阻止するホーキンソンのプレーも飛び出し、20-23で終えた。

 第2クオーターからは河村、富永の22歳コンビが躍動した。河村のペイントアタックから、富永へのラストパス。華麗なアシストに、指を差し合いたたえ合った。後ろから押されながらも決める河村のタフショットが飛び出すと、富永も第3クオーター終了時点で4本の3点シュートを含む18得点と記録し、13009人の観客を魅了した。

 ただ1ゴール差まで迫ったところで、流れを断ち切るフランスの堅実なプレーで追いつくことはできず。じりじりと離され、最終的には18点差をつけられた。

 19日には、本戦前最後の国際強化試合となるスロベニア戦が同会場で行われる。アジア最上位で24年パリ五輪出場権が獲得できるW杯は25日に開幕する。日本、フィリピン、インドネシアの3カ国共催。32チームが参加し、1次ラウンドは4チームずつ8組に分かれ、各組上位2チームが2次ラウンドへと進む。世界ランキング36位の日本はE組で、25日にドイツ(同11位)、27日にフィンランド(同24位)、29日にオーストラリア(同3位)と対戦する。決勝トーナメントは9月5日からマニラで行われる。

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