日大・沢田副学長 隠蔽疑惑強く否定も新事実 昨秋の時点で部員から自己申告「大麻のようなもの吸った」
日大アメリカンフットボール部の寮で乾燥大麻と覚醒剤を所持し、部員の大学生の男(21)が大麻取締法違反(所持)と覚醒剤取締法違反(所持)の疑いで警視庁に逮捕されたことを受け、同大学の林真理子理事長、酒井健夫学長、沢田康広副学長が8日、都内で記者会見を開いた。
会見中の相次ぐ質問や指摘に元検事である沢田副学長は時折、語気を強めて回答し、その眉間のしわは寄りっぱなしだった。7月6日、アメフト部員も同意の上で大学側が調査を行い、寮内で薬物と疑われるものを発見。容疑者の自首を待ったもののかなわず、警察への届け出が18日に遅れ、世間から“空白の12日間”として隠蔽(いんぺい)を疑われたからだ。
副学長は調査に立ち会い、容器に入った大麻とみられる植物細片を確認。「隠蔽しようなんてことは考えておらず、本人に反省を促して自首させたいと考えていた」と弁解した。警察と相談した上で容疑者の自首を基本線として、大学側で聞き取り調査を進めた。
また、さらなる疑念も深まった。昨年に大麻使用の情報提供があり、同年10月29日の保護者会後、部長ら指導陣に対して調査の依頼があったという。その後、部員から「7月ごろに吸った」という自己申告があったものの、立証困難で口頭での厳重注意のみにとどめた。
今回逮捕された部員と同一人物であるかは「回答を控えさせていただく」と副学長。別の部員による大麻使用なら、部全体のまん延も懸念される。報道陣に部の存続について問われると「仮定の話なのでよくわからないが、関わっているならば、それを前提に考えなければならない」と廃部の可能性も示唆した。





