世界陸上代表・坂井隆一郎、昨年11月に結婚していた 愛妻手料理でパワーアップ「10秒を切る」「リレーはメダルに貢献」
陸上世界選手権(19日開幕・ブダペスト)の男子100メートルと400メートルリレーで日本代表に選出された坂井隆一郎(25)=大阪ガス=が8日、兵庫県西宮市内で取材に応じ、昨年11月に結婚していたことを明かした。
6月の日本選手権で初優勝。パワーアップのため、体重も昨年から2キロ増の66キロ。躍進を支えたのが愛妻の手料理だった。「元々少食だけど、ご飯をおかわりしたり。隠してたわけじゃないけど昨年11月に結婚いたしまして。健康のことを気にしながら作ってくれます。本当にもう作ってくれるだけでありがたい」と、幸せな笑みを浮かべた。
結婚後、大阪の実家から会社と練習拠点のある西宮市に引っ越し。「陸上に費やす時間は増えた」と、より競技に専念する環境は整った。
昨年6月の布勢スプリントで日本歴代7位の10秒02を記録。昨年7月、世界選手権(米・オレゴン)に初出場した。男子100メートルでは準決勝敗退。「2回目ということで去年選ばれたのとは違う感覚。去年は初めてだったのでうれしさが大きかった。今年もうれしいけど去年よりいい成績を残したいという挑戦的な気持ち大きい」と闘志を燃やした。
もちろん来年のパリ五輪も視野に入る。「10秒を切るってところは狙っていきたい。リレーはしっかり僕の全力を出してメダルに貢献したい。パリ五輪につながる大会にできればいい」と、意気込んだ。