柳田大輝は10秒20 向かい風に雨、天候恵まれず「運がない」 7月に10秒02 世界選手権前に9秒台狙うも無念

 男子100メートルで10秒20をマークした柳田大輝(右)
 取材に応じる柳田大輝
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 「陸上・富士山麓ワールドトライアル」(6日、富士山の銘水スタジアム)

 男子100メートルのチャレンジシリーズ予選が行われ、今年の日本選手権2位の柳田大輝(20)=東洋大=が10秒20(向かい風0・4メートル)で1組1着となった。小雨でのレースに「運がないですね。天気に恵まれなかったので気にせずに切り替えたい」と苦笑いだった。

 7月にアジア選手権で自己ベストの10秒02を出して優勝。今大会は代表入りが確実な世界選手権(19日開幕、ブダペスト)前の最後の試合で「コンディションが良ければパリの参加標準記録(10秒00)を狙おうと思っていた。コンディションが悪くても世界陸上前の確認として走ろうと思っていて。いろんな動きを確認できたので良かった」と収穫のレースになったという。

 7月25日に20歳になったばかりだが、「あんまり変わらない。気持ちは10代です」という。誕生日はダイヤモンドリーグ(DL)のロンドン大会からの帰りの飛行機で過ごしたといい、「日付変更線がよくわからなくて、いつが誕生日なのか分からなかった。バタバタして終わりました」と笑って振り返った。

 “20歳の抱負”は「もうちょっと大人になりたい。うるさいとかよく言われるので、静かになりたいなと思います」とおどけたが、真剣な表情も見せた。「19歳の時に9秒台を出したかった。20代の早い内にタイムを出して20代も頑張りたい」。ホープが世界の舞台に挑む。

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