2種目2連覇へ、ASソロの乾が貫禄の首位通過「自分のやってきたことを確実に」

女子ソロFR予選 演技を終え笑顔を見せる乾友紀子。トップで決勝に進出した
女子ソロFR予選 演技する乾友紀子。トップで決勝に進出した
女子ソロFR予選 演技を終え笑顔を見せる乾友紀子(左)と井村雅代コーチ
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 「アーティスティックスイミング・世界選手権」(17日、マリンメッセ福岡)

 女子ソロフリールーティン(FR)予選が行われ、前回大会2冠の乾友紀子(32)=井村ク=が、253・1853点で首位通過した。16日の同テクニカルルーティン(TR)では金メダルを獲得。2種目2連覇をかけて19日の決勝に挑む。

 今季から採点基準が大幅に変更され、技の難度が重視されるようになった。難度の高い技を実施して審判に認められれば高得点となるが、失敗すればベースマーク(最低評価の点数)となり、点数がほぼ稼げないシステムとなっている。

 点数を伸ばせない選手が多い中、乾はノーミスの演技でテーマの「オロチ」を力強く舞った。終了後に審判員が映像を見返し、技の成否が審議される場面もあったものの、結果的に失敗はなし。新ルールが採用されてから、ここまで計9回演技して一度もベースマークはなく、世界女王の貫禄を見せつけた。

 決勝へ「予選は確実にというところで、落ち着いて泳いだ。(審議された)怪しかったところを修正して、自分のやってきたことを確実にできるようにしたい」と見据えた。

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