世界水泳メダル第1号! 飛び込みで板橋&伊藤組が銅メダル! 同種目日本勢初表彰台
「飛び込み・世界選手権」(15日、福岡県立総合プール)
非五輪種目の混合シンクロ高飛び込み決勝が行われ、伊藤洸輝、板橋美波(滋賀県スポーツ協会)組が305・34点で3位となった。全種目合わせて今大会メダル第1号。また同種目での表彰台は日本勢初となった。
全5本で争われる種目。前半2本で6位に付けると、3本目の407C(後ろ踏み切り前宙返り3回半抱え型)では72・96点の高得点をマークし、一気にメダル圏内まで躍り出た。
最終5本目は得意種目の5253B(後ろ宙返り2回半1回半ひねりえび型)。2人で目を合わせて集中力を高めた。「いきます。せーの」。板橋のかけ声で同時に飛び出すと、着水まで完璧なシンクロで入水。指導する馬淵崇英コーチはメダルを確信するかのように、両手を高く掲げ拳を揺らした。
板橋は16年リオデジャネイロ五輪と21年東京五輪に、伊藤も東京五輪に出場。男女のジャンプ力の高さを埋めることが勝負のカギになる種目だが、板橋の強じんな脚力が、伊藤とのシンクロを可能にしている。一方、伊藤はスピード感あふれる回転技術と、水しぶきの立たないノースプラッシュが武器。同じ練習拠点で、同じコーチに師事することもあり、ペアを組んでいる。




