新大関・霧島 肋骨負傷で初日から休場 陸奥親方は途中出場示唆「よくなっていれば」

 霧島
 取材に応じる陸奥親方
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 「大相撲名古屋場所・初日」(9日、ドルフィンズアリーナ)

 新大関霧島(27=陸奥)が、初日から休場した。日本相撲協会に「右肋骨(ろっこつ)骨挫傷のため約3週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出した。休場は2020年秋場所以来4度目。初日の対戦相手、錦木は不戦勝となった。

 師匠の陸奥親方(元大関霧島)によると、1年ほど前からの慢性的な背中の痛みが、7日夜に悪化。痛みで同日夜は寝られず、8日も座ることができなかったという。この日まで3日連続で稽古は行わなかった。

 霧島と話し合った陸奥親方は「本人は『出たい』と言っているが『怖い部分もある』と言うので、やめておけと。変な相撲はとれない」と説明。痛み止めの服用と座薬で状態は前日より良化しており、同親方は「明日よくなっていれば、出られる可能性もある」と、回復次第で途中出場する意向を示した。

 貴景勝に続く休場で、番付に大関がいるにもかかわらず初日から不在となったのは昭和以降初の異常事態。新大関としてファンの注目も高かっただけに、師匠は「本人が一番(申し訳なく)思っていると思う」と心中を思いやった。

 新大関の休場は、2020年11月場所の正代以来。初日からでは、2000年夏場所の武双山以来23年ぶりで昭和以降5人目。初日不戦敗は昭和以降初めてとなる。

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