ノンキャップ5人投入 ラグビーW杯へジョセフHC新戦力テスト 長田&福井らにチャンス到来

 「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本-オールブラックス・フィフティーン」(8日、秩父宮ラグビー場)

 日本ラグビー協会は6日、ニュージーランド代表候補などから構成されるオールブラックス・フィフティーン(XV)戦に臨む日本代表の登録メンバー23人を発表した。WTB長田智希(23)、フランカー福井翔大(23)=ともに埼玉=らキャップを持たない5人がメンバー入り。取材に応じたジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチ(HC=53)は“テスト”に重きを置いた選考の意図を説明し、アピールを求めた。試合はW杯フランス大会(9月8日開幕)に向けた今年初の実戦で、代表同士のテストマッチではなくキャップ対象外となる。

 W杯開幕まで2カ月。ジョセフHCが、今年代表初実戦でチャンスを与えた。「プレッシャーの中でどれだけプレーできるか。強い相手にどういうプレーをするのか見てみたい」。非テストマッチではあるが、迷いなくノンキャップの5人をメンバー入りさせた。

 期待が高いのは、ルーキーながらW杯イヤーに日本代表入りした長田だ。今季のリーグワンで新人賞を獲得し、強度の高いプレーでWTBとCTBをこなす。指揮官は「彼がこういう(国際)試合を経験して、どこまでステップアップできるか」と、将来性も含めて起用する。

 FW第3列では福井が先発する。東福岡高から大学を経由せずパナソニック(現埼玉)入り。リーグ屈指のスター軍団の中で成長し、本大会メンバー争いに絡んできた。その他ファカタバ、ナイカブラ、ハラシリといった今季所属チームで「一貫性のあるプレー」(同HC)を見せたノンキャップ組を並べた。

 また、負傷により1年半ぶりの代表復帰戦となる松田をスタメンで、同じく1年ぶりの堀江をリザーブで登録。ジョセフHCは「2人はW杯で大事な選手」と位置づけ、復帰組にとってもジャパンの感触を取り戻す機会とした。8月前半発表予定の本大会登録33人の生き残りへ、それぞれがベストを尽くす。

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