都筑有夢路 ビッグウエーブ乗り女子制す 「ずっと狙っていた」8・00点エクセレントスコア
「サーフィン・ジャパンオープン」(27日、仙台市・仙台新港)
2024年パリ五輪の予選を兼ねたワールドゲームズ(WG=世界選手権に相当、5~6月・エルサルバドル)の代表選考会で、デイリースポーツがメディアパートナーを務めるジャパンオープンが行われた。女子決勝は東京五輪銅メダルの都筑有夢路(22)=木下グループ=が合計13・50点で2連覇。大会後に男女各3人のWG代表が発表された。
“東京五輪代表対決”は都筑に軍配が上がった。決勝は終盤まで前田にペースを握られたが、残り3分を切って本領発揮。大波に乗ると、難しいターンを繰り返して8・00点のエクセレントスコアを出した。「ずっと狙っていた」とにんまりした五輪メダリストは、「やっぱり優勝はうれしい」とはにかんだ。
仙台での試合は、中学時代に大会で優勝して以来で「いいイメージがあった」という。23日に予定されていた大会が波の状態不良で27日に延期され「波も想像と変わった」と対応。用意していたサーフボードの重さを変えて乗り切った。
今後は海外転戦してから、WGに挑む。2大会連続の五輪出場がかかる舞台へ「本当に重要な試合。また準備して、完璧な状態で挑みたい」と意気込んだ。
◆都筑有夢路(つづき・あむろ)2001年4月5日、神奈川県藤沢市出身。小学5年のとき、兄・百斗さんの影響でサーフィンを始めた。19年9月にCTのQSの最高ランク大会で初優勝。21年4月に現行制度で日本女子初となるCT参戦を決め、東京五輪で銅メダルを獲得した。名前の「有夢路」は、両親が「男の子っぽい名前にしたい」と付けた。ニックネームは「あむちゃん」。159センチ。





