体操女子 18歳の渡部葉月が逆転初優勝「試合を楽しめた」 世界選手権平均台金メダルの“シンデレラガール” 個人総合でも覚醒

 女子個人総合で初優勝し、笑顔でメダルを手にする渡部葉月
 女子個人総合の表彰式で笑顔を見せる1位の渡部葉月(中央)、2位の宮田笙子(左)、3位の岸里奈
 女子個人総合決勝、渡部葉月の段違い平行棒
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 「体操・全日本個人総合選手権」(22日、東京体育館)

 世界選手権(9~10月、ベルギー)の代表選考を兼ねて女子決勝が行われ、予選2位で昨年の世界選手権の平均台で金メダルを獲得した渡部葉月(18)=筑波大=が予選を含めた2日間の合計106・963点で初優勝を果たした。

 渡部は昨年の世界選手権は代表補欠から大会2週間前に繰り上がり、金メダルを獲得した“シンデレラガール”として注目されていた。今大会の決勝では跳馬で13・866点、段違い平行棒で13・200点を出し、得意の平均台では13・433点を出して首位に浮上。最終種目の床もまとめきった。

 優勝インタビューでは「4月から環境が変わって不安も大きかったんですけど、最後まで落ち着いて、試合を楽しむことができた。今まで練習してきたことを信じて、自分に“大丈夫”と言い聞かせた。5月のNHK杯でも大きなミスなく演技をしたい」と、語った。

 渡部と一緒の組で回っていた、予選1位の山口幸空(米田功体操ク)、予選3位の山田千遥(Mizutori Sports Club)がともに着地で失敗し、担架で会場から運び出されるアクシデントがある中だった。

 世界選手権代表は5人で、女子は今大会得点が持ち点となる5月のNHK杯で4人が選ばれる。6月の全日本種目別選手権の結果を踏まえて残る1人が選出される。

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