照ノ富士「徐々によくなっている」夏場所での復帰プラン着々 春場所休場は急ピッチ20キロ増量→糖尿病悪化の教訓生かす

 靖国神社奉納大相撲で横綱土俵入りを披露する照ノ富士
 靖国神社を参拝する照ノ富士
 八角理事長(右)らと靖国神社を参拝する照ノ富士
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 大相撲の横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が17日、東京・靖国神社での奉納相撲に参加した。両膝のケガで4場所連続休場中だが、15日の神奈川・藤沢巡業で昨年10月の両膝手術後初めて取組に復帰。この日も横綱土俵入りと取組を行い「徐々によくなっているんじゃないですか」と順調な回復ぶりを明かした。

 春場所の休場要因にも言及した。手術後に足への負担を減らすために20キロ減量。そこから春場所に向けた体作りで急ピッチで20キロ増量したところ、持病の糖尿病が悪化したという。現在は10キロ落とした体重を「調整しながら。時間をかけて」徐々に戻していく計画だ。大関陥落後に序二段から復活した際は、糖尿病の検査数値を「完全にコントロールできるようになってから(調整を)やり始めていった」。成功体験はあるだけに「そういう感じで持っていきたい」と青写真を描いた。

 部屋の稽古でも、すでに関取衆との申し合いも再開。「立ち合いもそうだし、下がる時の動きとか、ひねる動きとか、全体的に自分の感覚の中でまだ。重りを持つ筋力は戻っている」と課題を挙げつつ、出場に強い意欲を示している夏場所(5月14日初日、両国国技館)に向けては「もちろん出る予定」と力強く言い切った。

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