浅田真央さんの夢叶う「MAO RINK」設立発表 思い詰め込んだ施設「人生をかけた挑戦」指導者にも挑戦

 浅田真央さん MAO RINKのイメージパース
 浅田真央さん MAO RINKのイメージパース
 建設予定地の桜の前でポーズをとる浅田真央さん(撮影・西岡正)
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 フィギュアスケート元世界女王の浅田真央さん(32)が28日、東京・立川市内で「MAO RINK PROJECT メディア発表会」に出席。長年の夢であった自身の名を冠したアイスリンク「MAO RINK」の設立を発表し「とても壮大なプロジェクト。とても気持ちが引き締まる思いと、緊張とワクワクと色んな思いがまざっています」と、喜びを語った。

 同リンクで実現したいこととして、3つを挙げた。まずはスクール。「子どもから大人まで体験してもらって、スケートを応援してもらいたい。たくさんの人に来てもらって、楽しんでもらいたい」。さらにアカデミー。「スクールで学んだ子どもたちがいつか世界で戦っていけるように、しっかりした環境で育ってほしい」。真央さん自身も指導にあたるという。そしてアイスショー。「これからもエンターテイメントの魅力を伝えるために、アイスショーという形で届けられたら」と、プレゼンした。

 17年の現役引退から語り続けてきた「夢」がついに動き出す。選手たちの活躍で黄金期が続く日本フィギュア界だが、通年のアイスリンクの不足が大きな懸念となっており、浅田さんも「海外に比べるとリンクが少ない」と話し、競技の発展、普及を思う中で自身のリンクの設立を思い描いてきた。

 「MAO RINK」は立飛ホールディングスの全面バックアップのもとで、立川市内に約9000平米の施設を建設予定。メーンリンクのほか、サブリンク、トレーニングジム、バレエやジャズダンスなどの練習ができるスタジオ、ショップ、温かい食事を提供できるレストランも作るという。メーンリンクは国際規格で大会やアイスショーの開催も可能。サブリングはガラス張りにして、春は桜など外の風景を楽しめるようにする。24年秋のオープンを予定している。

 「40歳になっても、50歳になっても、60歳になってもここにいる」と話した浅田さんは「私の人生をかけた新たな挑戦を始めることをここに宣言します」と、決意を込めた。

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