新十両・落合が10勝目 初の15日間で中盤3連敗も「心と体リセットして」軌道修正 千秋楽は朝乃山と対戦

 「大相撲春場所・14日目」(25日、エディオンアリーナ大阪)

 新十両の落合(19)=宮城野部屋=が、荒篤山(荒汐部屋)を右からの上手出し投げで下して10勝目を挙げた。得意の左四つに組み止めると、タイミングのいい出し投げで快勝。「相手がすごく突っ張りが強くて、どんどん前に出てくるので、まわしを取って動きを止めたのがよかった」と、納得の表情で振り返った。

 9日目の勝ち越しを決めたあと3連敗を喫してしまい、「メンタル的にかなり疲れてしまった」と初めて経験する15日間続けて相撲を取る難しさを痛感した。しかし「もう一度、心と体をしっかりリセットして、ここから初日だと思って土俵に上がっている。それがいい方向にいっている」と軌道修正。13日目からの連勝で二桁勝ち星に到達した。

 これで師匠・宮城野親方(元横綱白鵬)の新十両場所(2004年1月)の9勝を上回った。「すごく光栄なことだと思います」と話したが、その師匠からは「引きに対応できなくて負けた相撲が多い」とアドバイスを受けて、その点を重視して稽古を積んでいるいるという。

 そして、千秋楽は朝乃山との対戦が決定。大関経験者との楽しみな一番が組まれた。今場所の十両には幕内優勝経験者が朝乃山、栃ノ心、逸ノ城、徳勝龍と4人もいる。落合は4日目に徳勝龍に勝ち、11日目には逸ノ城に敗れている。幕内復帰が確定している元大関の実力者に対して、どんな相撲を取るのか、大きな注目が集まりそうだ。

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