貴景勝休場で綱とり消滅 師匠「もう、ちょっと相撲を取るのが無理だと」御嶽海戦で左膝のケガ悪化

 「大相撲春場所・7日目」(18日、エディオンアリーナ大阪)

 大関貴景勝(26)=常盤山=が、日本相撲協会に「左膝内側半月板損傷のため加療中」との診断書を提出し、休場した。休場は2022年初場所以来通算9度目。再出場はしない意向で、今場所かかっていた綱とりの可能性も消滅した。夏場所は6度目のかど番となる。6日目まで3勝3敗だった。

 師匠の常盤山親方(元小結隆三杉)によると、貴景勝は3日目の正代戦で左膝を痛め、3敗目を喫した6日目の御嶽海戦で悪化。同日夜に病院での治療を終えた後、本人から休場の申し出があったという。「御嶽海との長い相撲で悪化したということ。もう、ちょっと相撲を取るのが無理だと」と説明した。

 綱とりがかかった場所だけに苦渋の決断。常盤山親方は「本当に特に大切な場所ですから。本人の希望もあって相撲を取っていたんですけど、昨日はさすがに相撲は取れませんということで」と無念さをにじませた。

 今後は手術はせずに治療に専念。夏場所(5月14日初日、両国国技館)での復帰を目指す。常盤山親方は「膝を鍛えながら慣らして、調整して、5月場所に良い相撲が取れるようになるのを目指してやるだけ。貴景勝が5月場所にうまく合わせて、そういう所はピシッとしているんで、5月場所は良い形で相撲が取れたら」と、早期回復に期待を込めた。

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