山下一貴が日本歴代3位の2時間5分51秒で日本人トップの7位 大迫傑は終盤に右脇腹に痛みで失速 日本人3位の9位
「東京マラソン」(5日、東京都庁前~東京駅前)
山下一貴(25)=三菱重工=が自己ベストで、日本歴代3位となる2時間5分51秒で日本人トップの7位に入った。其田健也(30)=JR東日本=が日本歴代4位の2時間5分59秒で8位。東京五輪6位で全日本記録保持者の大迫傑(31)=ナイキ=が2時間6分13秒の日本人3位の9位に入り、10月に行われるパリ五輪代表選考会・マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)の出場権を獲得した。
絶好のコンディションに恵まれた中、レースは序盤から日本記録を大幅に上回るペースで展開。35キロ地点では日本人は大迫、山下、其田、井上の4人が先頭集団に残っていた。残り5キロで海外勢が一気にペースアップし、集団がばらける形に。日本勢はついていけず、井上は日本人トップ争いからも脱落。最後は山下が日本人争いを制した。大迫は終盤に右脇腹を抑えて苦しい表情を浮かべ失速。其田に抜かれ、日本人3位に終わった。



