バスケ男子 19歳金近が最多20得点鮮烈デビュー ホーバス監督「特別かな」事前合宿で片りん

 「バスケットボール男子・W杯アジア2次予選、日本96-61イラン」(23日、高崎アリーナ)

 W杯アジア2次予選が行われ、日本は強豪イランを96-61で撃破した。A代表デビュー戦となった金近廉(19)=東海大=は両チーム最多の20得点をマーク。「こんなにうまくいくとは思わなかったので自分としても驚きが大きい。それでも一番点を取ってチームの勝利に貢献できた実感もあるので、それはよかったと思う」と会心の汗を拭った。

 東海大2年で196センチと恵まれた体格を持つ19歳。第2Q4分過ぎに代表初得点を決めると、その後3点シュートを10本中6本沈める高い決定率を見せた。トム・ホーバス監督からも「シューターの役割をしてほしい」と期待されており、金近は「そこをぶらさずにやっていきたい。ディフェンスはまだ甘い部分があるので、これから正していければ。ガード陣を含めてハンドラーの人たちが試合を作ってくれるので、僕はオフボールの動きをしっかりしてパスコースを作ってシュートを打つ。そこができてよかった」とうなずいた。

 大一番で力を発揮する性分だ。事前合宿ではプロトップ選手の厳しい守備に合い、リズムを崩してシュートに慎重になってしまうこともあったが、この日は自分の役割に集中することで実力を発揮した。

 ホーバス監督は若手有望株の選手を集めたディベロップメントキャンプで、すでにその素質を見抜いており「合宿では試合をたくさんやって、今日みたいにすごかった。合宿5日間のMVPは彼。判断も良くて特別かなと(思った)。A代表の合宿では緊張か分からないけどアグレッシブさが少しなくなったけど、試合に出るとけっこうやる。19歳のA代表デビュー…。すごいです」と脱帽した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス