田中希実、世界クロカンへ出発「泥くさくハングリー精神鍛えられる」左足股関節の違和感から回復明かす

 陸上女子で東京五輪1500メートル8位の田中希実(23)=豊田自動織機=が15日、世界クロスカントリー選手権(オーストラリア・バサースト)への出発前に羽田空港で取材に応じた。「クロカンは未知な部分の方が大きいが、だからこそチャレンジ精神を持って、走って良かったという気持ちで楽しく終われたら」と意気込み、「(クロカンは)いい意味で泥くさくなれて、ハングリー精神が鍛えられる。やっぱり速さより強さが出るが、私が苦手とするところもそこが大きいので、そこから逃げずに取り組んでいくことがトラックにもつながる」と位置づけを明かした。

 昨年12月中旬から左足股関節に違和感を覚え、1カ月以上ジョグしかできない期間が続いていたという。ただ、今月米国で出場した室内大会では3000メートルで日本記録を更新。「自分の力の確認という意味合いで出て、思った以上に走れたことが気持ち的にはプラスになったが、まだ自分の調子が分からない中で出たので、世界クロカンに出ることで土台づくりになればいい。今は力をつけている段階」とうなずいた。

 米国から13日に帰国したばかりで、中1日ですぐの出発という強行日程。季節も冬から夏へと逆転するが、鉄人ランナーは「移動疲れはあるが悪い方向に出ないように気をつけたい」と力を込めた。

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