ラグビー 横浜がラストプレーで逆転負け 沢木監督「強くなっていくための試練」埼玉から勝利ならず

 「ラグビー・リーグワン、埼玉21-19横浜」(28日、熊谷スポーツ文化公園ラグビー場)

 横浜はリーグ戦で2013年以来10シーズンぶりとなる埼玉からの勝利を逃した。沢木敬介監督は「悔しいですね。ただ、チームが強くなる過程でこうやって苦しんで悔しい思いをして困難を乗り越えるというのが強くなっていくための試練だと思う」と振り返った。

 前半5分に先制トライを奪われても崩れることなく接戦に持ち込んだ。同10分には南アフリカ代表SHファフ・デクラークがトライを返し、5-7でハーフタイムを迎えた。

 後半に一度は9点差まで差を広げられたが、同7分に敵陣でのサインプレーからFBエスピー・マレーがトライ。12-14の同34分には途中出場のシオネ・ハラシリが逆転トライ(G成功)を決め19-14とし、勝利は目前だった。だが、耐えきることができず同40分に同点トライを許し、ラストプレーのゴールキックで逆転された。

 結果的に勝つことはできなかったが、あと一歩のところまで王者を追い込んだ。指揮官は「全員がこの悔しさを忘れずにポジティブな部分はたくさんあった。自分たちの力をしっかり確信できる試合でもあった」と話し、「トップとの差はあと少し。少しの差を埋めていかなければいけない。チーム一丸となってハードワークして成長していきたい」と前を向いた。

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