サーフィン・松田詩野「もっと前進していけるように」今季初戦の国際大会Vから帰国
サーフィン女子で今季初戦となるプロ最高峰チャンピオンシップツアー(CT)の下部大会、予選シリーズ(QS)・ラウニオン国際プロ(フィリピン・ルソン島)を制した松田詩野(20)が27日、成田空港に帰国した。これまでQS1000の大会での優勝経験はあるが、よりグレードの高いQS3000で優勝するのは初。「滞在中も優勝する気持ちで練習もできていた。それでつかめた結果はすごくうれしい」と笑顔で振り返った。
大会中は練習強度や起床時間などを考え、ピークを調整。呼吸法にも気を使い、緊張感にもうまく向き合えたという。「試合直前になると勝たないとっていう緊張もあったけど、自分の感情を読み取ることができて、それに合わせて動けたのがよかった。1ヒート1ヒートで落ち着いて試合運びができた。ピークの持って行き方が今までよりうまくいった結果なのかな」と手応えを語った。
21年東京五輪は条件付き出場権を獲得しながらも出場を逃し、昨年4月には右肩の手術も経験した。「去年はなかなか結果を手にできなかった1年。久しぶりに優勝できてすごいうれしい。この優勝をきっかけに、また勝利を手にしていけるいい流れを作っていきたい」。
今後はハワイで2月末まで練習し、ホワイトバッファロー日向プロ(3月2~5日、宮崎)に出場予定。24年パリ五輪出場を目指す20歳は「ここで満足せずに自分を高めていける1年にしたい。もっと前進していけるように頑張りたい」と力を込めた。





